株投資ファンダメンタル分析の手法を実例で紹介!企業価値と割安感

投資

Satomi CPA  Officeです!

今回はファンダメンタル分析について紹介していきます!ファンダメンタル分析とは、企業の財務状況や業績をもとに企業の本質的な価値を分析する手法です。

ファンダメンタル分析をもとに、現在の株価が本来想定されている値より割安なのか割高なのか。また企業の将来性はあるのかなどを判断していきます。この分析手法は、比較的長期の投資に向いており、最近日本の5大商社の株を購入したことでも有名なウォーレンバフェット氏が得意とする手法でもあります。

ここからは企業の本質的な価値の確認方法を解説していきます。

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企業の本質的価値

企業の本質的な価値を見ていく上では、以下3つの観点から状況を確認していきます。

収益性 (売上高比率、ROE、ROAなど)

収益性の観点では、どれだけ効率的に利益を生み出しているかを判断します。収益性の指標として売上高利益率やROE・ROAなどを使用していきます。

売上高利益率

売上高利益率は、企業が稼いだ売上から、売上を上げるためにかかった費用を除くと、どれくらいの利益が残るかを示す指標です。売上高利益率が高ければ高いほど、企業は少ない費用で利益を上げていることを意味しますので、収益性が高いと判断できます。

売上高利益率 = 当期純利益/売上高 x 100

ROE・ROA

ROEは自己資本利益率を、ROAは自己資産利益率を表します。ROEとROAはそれぞれ、自己資本や自己資産をどれだけ効率的に運用し利益を生み出しているかを測る指標です。数値が高ければ高いほど、効率的に利益を生み出しているといえます。

ROE(自己資本利益率) = 当期純利益/自己資本 x 100
ROA(自己資産利益率)= 当期純利益/総資産 x 100

成長性(キャッシュフロー、EPSなど)

成長性の指標では、企業が成長しているか、将来性があるかなどを見ていきます。指標として、キャッシュフローやEPSを確認していきます。

キャッシュフロー

キャッシュフローを確認することで、会社の資金が順調に増えているかどうかを判断していきます。資金残高が順調に増えていれば、それだけ会社が将来事業拡大のための投資に充てる原資があることを示していますし、資金残高が増えていなくも、キャッシュフローから投資を拡大していることが分かれば、同様のことがいえます。

EPS

EPSは、一株当たり利益を表します。EPSが順調に増えている企業は、利益が年々拡大していることを示していますので、会社が発展途上であり、さらに拡大する将来性を秘めていると考えられます。

EPS(一株当たり利益) = 当期純利益/発行済株式総数

安全性 (自己資本比率、流動比率など)

そして最後に安全性の指標です。安全性の指標は、企業に倒産リスクがないかなどを確認するため、自己資本比率や流動比率などを見ていきます。

自己資本比率

自己資本比率を見ることで、その企業が負債に頼ることなく事業を運営できているかを測る指標です。例えば、ニンテンドーDSで有名な任天堂は借入がないことで有名で、かなりの優良企業といえます。一方で、無借金経営を行っている会社はほとんどありませんので、一般的には、自己資本比率が70%以上あれば優良企業、40%以上あれば健全な会社であるといわれています。

自己資本比率 = 自己資本/総資産

流動比率

流動比率では、流動資産と流動負債を比較する指標で、一般的に200%以上あるのが理想です。一方で、100%を下回ると企業としての印象は悪いです。流動比率が100%を下回るということは、流動資産の金額が流動負債の金額より低いことを意味します。この場合、現時点でその会社は流動負債を手持ちの流動資産では返済しきれないので、投資する側からすると、この会社は大丈夫か?という印象になるわけです。

流動比率 = 流動資産/流動負債

これらを確認することで、会社の本質的価値というのは、なんとなく見えてきます。しかし、ここで終わりではありません。投資を実行していく上では、これに加えて、割安かどうかということも判断していく必要があります。次に割安かどうかをどうやって判断していくのかをみていきましょう。

割安かどうかの判断

会社が割安かどうかの判断は、PER(株価収益率)やPBR(純資産倍率)という指標を使ってみていきます。

PER(株価収益率)

PERは、株価収益率を意味しており、収益に対する株価の割安度を示す指標です。PERは、以下の計算式で算出することができ、低いほど割安と判断できます。業種によって水準は異なりますが、一般的に15倍が平均値とされています。そのため、PERが15倍以下であれば、割安といえます。

PER(倍) = 株価 ÷ EPS(1株当たり利益)

PBR(純資産倍率)

PBRは、株価純資産倍率を意味しており、会社が解散した場合に貰える1株当たりの理論上の金額に対して、現在の株価が何倍に相当するかを示しています。PER同様、業種によって水準は異なりますが、PBRが低いほど割安と判断できます。

PBR(倍) = 株価 ÷ BPS(1株当たり純資産)

問題

ではここで問題です。

問題1

(問題)

A株 純利益:3,000万円、発行済株式数:10万株、現在株価:3,000円。

  1. この企業のEPSは何でしょう?
  2. この企業のPRは何倍でしょう?
  3. この企業の株は割安でしょうか?割高でしょうか?

(解答)

  1. EPS=3,000万円÷10万株=300円
  2. PER=3,000円÷300円=10倍
  3. 割安

問題2

(問題)

B株 純利益:5,000万円、発行済株式数:100万株、現在株価:1,000円。

  1. この企業のEPSは何でしょう?
  2. この企業のPRは何倍でしょう?
  3. この企業の株は割安でしょうか?割高でしょうか?

(解答)

  1. EPS=5,000万円÷100万株=50円
  2. PER=1,000円÷50円=20倍
  3. 割高

利益と株価だけをみると、B株の方が、お買い得株に見えます。でも実際は、EPSやPERを考慮すると、A株の方が割安なんです。そのため、これらの指標を見るのは非常に重要です。今回の場合、A株の株を購入し、PERが15倍になったら(割高になったら)売却するというのがセオリーになります。

まとめ

ここまで、ファンダメンタル分析について見てきました。株式投資は、企業の将来性に投資をするというのが根本にあり、ファンダメンタル分析を利用して、企業の本質価値と、株価が割安なのか割高なのかということを総合的に判断していくことができます。今回紹介した指標を利用しながら、ファンダメンタル分析にチャレンジしてみてください!

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